学校看護師・医療的ケア児支援への転職|働き方と求人の探し方

読了目安: 約8分

本記事はアフィリエイト広告を含みます。紹介するサービスの選定は、医師としての知見と独自の評価基準に基づいており、広告掲載の有無が評価に影響することはありません。詳しくは 広告掲載ポリシー をご確認ください。

本記事はアフィリエイト広告を含みます。 掲載サービスの一部に広告リンクを使用しています。掲載順位・評価は広告の有無に関わらず、独自基準と公開情報に基づいて決定しています。

学校看護師・医療的ケア児支援への転職|働き方と求人の探し方

「学校で働く看護師」というと、保健室の養護教諭をイメージする方が多いのですが、近年注目されているのは「医療的ケア児」を支援する学校看護師です。2021年に施行された「医療的ケア児支援法」以降、特別支援学校だけでなく地域の小学校・中学校でも医療的ケア児の受け入れが進み、学校に配属される看護師の需要が増えています。

この記事では、学校看護師・医療的ケア児支援の仕事内容・勤務形態・年収の実態、そして向いている人の特徴と求人の探し方を具体的に解説します。


この記事の監修について

本記事は、大学病院の放射線治療科に勤務する現役医師が監修しています。医療的ケア児の医療管理・関係法令の公開情報をもとに整理しています。


学校看護師の種類

学校で働く看護師には、大きく分けて2種類があります。

特別支援学校の看護師

主に肢体不自由・重症心身障害のある児童生徒が通う特別支援学校に配置される看護師です。医療的ケア(経管栄養・吸引・気管切開管理など)が必要な児童生徒に対応します。

特徴

  • 配置が比較的安定している(都道府県教育委員会が採用)
  • 在籍する医療的ケア児の数が多く、1日を通じて看護業務が発生する
  • 担当教員や特別支援教育コーディネーターとの連携が必要

地域の小中学校・高校に派遣・配置される看護師

2021年の医療的ケア児支援法施行後、地域の通常学校にも医療的ケア児が在籍するケースが増えています。このような学校では、特定の児童生徒のために看護師が配置・派遣されるケースがあります。

特徴

  • 担当する医療的ケア児が1〜2人と少ない
  • 医療的ケアの時間以外は待機・補助業務になることも
  • 配置形態(常勤・非常勤・派遣)が施設・自治体によって異なる

仕事内容

医療的ケアの実施

学校看護師の中核業務です。具体的には以下の行為が含まれます。

  • 気管内吸引・口腔内吸引
  • 経管栄養(胃瘻・鼻腔経管)の実施
  • 気管切開部の管理
  • インスリン注射の実施(医師の指示書に基づく)
  • 導尿

これらの行為は医師の指示書に基づいて実施します。指示書の確認・更新管理も業務の一部です。

健康観察・状態管理

  • 登校時・活動前後のバイタルサイン測定
  • 発作・急変リスクのモニタリング
  • 体調変化時の保護者・主治医への連絡

教員・保護者・医療機関との連携

学校看護師は医療と教育の橋渡し役です。

  • 担当教員への医療的ケアの方法説明・引き継ぎ
  • 定期的な保護者との情報共有
  • 主治医・訪問看護師との情報交換・カンファレンス参加

勤務形態と年収

勤務形態

学校看護師の勤務形態は施設・採用方法によって大きく異なります。

採用形態勤務時間の目安夏休みなど長期休暇
都道府県・市区町村の直接採用平日8:00〜16:00前後出勤なし or 少ない
教育委員会からの派遣学校の授業日に準拠長期休暇中は休み
看護師派遣会社経由学校カレンダーに合わせた派遣派遣先の状況による

学校看護師の大きなメリットのひとつは、学校カレンダーに合わせた休日(夏休み・冬休み・春休み)が取れることです。子育て中の看護師や、規則的な休日を望む方に合っています。

年収

学校看護師の年収は、採用形態・地域・常勤かどうかによって幅があります。

採用形態年収の目安
公立学校の常勤(自治体採用)350万〜480万円
非常勤・パートタイム時給1,500〜1,800円程度
派遣看護師時給1,600〜2,000円程度

常勤の場合、公務員準拠の給与体系となる場合があり、安定性が高いですが年収は急性期病院より低い傾向があります。非常勤・派遣は勤務日数に連動するため、変動があります。

※上記は目安です。最新情報は各自治体・派遣会社の募集要項でご確認ください。


向いている人・向いていない人

向いている人

子どもの「生活の場」での医療に関心がある人 学校は「治療の場」ではなく「生活・学びの場」です。医療的ケアを通じて、子どもが学校生活を送れるよう支える仕事に意味を感じる方に向いています。

長期的な関わりを大切にしたい人 同じ児童生徒に数年にわたって関わることが多いため、継続的な関係を築くことに充実感を感じる方に合っています。

生活リズムを安定させたい人 学校カレンダーに沿った休日・夜勤なしの環境は、育児や私生活との両立を求める看護師に大きなメリットです。

教員・保護者との連携を丁寧に行える人 医療の専門用語を使わずに分かりやすく伝え、非医療職のチームと連携する力が必要です。

向いていない人

  • 急性期医療の緊張感・多様な処置に充実感を求める人
  • 医療チームのサポートがない環境での判断に強い不安を感じる人
  • 年収を維持・向上させることが転職の主な目的の人(年収は下がる傾向があります)

求人の探し方

学校看護師の求人は、一般の転職サイト・転職エージェントに掲載されていることもありますが、以下の方法が効果的です。

自治体の採用情報を確認する

都道府県・市区町村の教育委員会が直接採用する場合、各自治体の公式サイトや広報誌に募集が掲載されます。「〇〇県 特別支援学校 看護師 採用」で検索すると見つかることが多いです。

看護師転職エージェントを活用する

大手の転職エージェントでも学校看護師・医療的ケア児支援の求人を取り扱うことがあります。「学校看護師の求人を探している」と担当者に明示することで、非公開の案件情報も得やすくなります。

特別支援学校への直接問い合わせ

採用のタイミングが不定期な場合があるため、気になる特別支援学校に直接問い合わせる方法も有効です。見学を申し込む形でアプローチすると、現場の様子も確認できます。

転職サービスの比較は看護師転職サービス徹底比較ランキング2026を参考にしてください。

転職ランキング1位のレバウェル看護に無料登録する →
※登録は無料・LINE連絡もOK


まとめ

学校看護師・医療的ケア児支援への転職を整理します。

  1. 医療的ケア児支援法(2021年施行)以降、地域の学校への配置も増加中。特別支援学校だけが職場ではない
  2. 仕事の中心は吸引・経管栄養・気管管理などの医療的ケアと、教員・保護者との連携
  3. 夜勤なし・学校カレンダーに沿った休日が最大のメリット。年収は急性期より下がる傾向がある
  4. 求人は自治体の採用情報・転職エージェント・直接問い合わせで探す
  5. 「子どもの学校生活を医療で支えたい」という明確な動機がある人に向いている

「夜勤なし」だけでなく、医療的ケア児支援というやりがいに共鳴して選ぶ方が、転職後の満足度が高くなります。


関連記事


本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。制度・採用状況は変更される場合があります。最新情報は各自治体・学校の公式情報でご確認ください。

結局どのサービスを選べばいいか迷ったら

現役医師が独自基準で比較した最新ランキングをチェック

転職サービス比較ランキングを見る

関連記事